2023.11.08
【初心者向け】自転車のタイヤの選び方を解説!サイズ・価格・種類など
【初心者向け】自転車のタイヤの選び方を解説!サイズ・価格・種類など
自転車がパンクしてしまった時は近くの自転車専門店で修理してもらうのが一般的ですが、実は自分で新しいタイヤに交換することも不可能ではありません。むしろ大切な愛車のタイヤは自分の手で交換したいという方も多いでしょう。
しかし、タイヤ交換の最初のハードルとも言えるのがタイヤ選びです。タイヤにも色々な種類があって、初心者の方だと一体どのタイヤを選べばいいのか判断することは難しいでしょう。
そこで今回は自転車のタイヤの選び方を詳しく解説していきます。快適、かつ安全に自転車に乗るために、これから初めて自分でタイヤ交換をしてみようと考えている方はぜひ参考にしてみてください。
自転車のタイヤを自分で交換することは可能?
「今まではずっと自転車屋さんに任せてきたけど、そもそも自分でタイヤを交換することはできるの?」
このような疑問をお持ちの方も多いかもしれませんが、冒頭でもお伝えした通り、自転車のタイヤを自分で交換することは可能です。最初は時間がかかってしまうかもしれませんが、慣れれば20〜30分程度で完了するでしょう。
ただし、初めてのタイヤ交換の際には、正しく取り付けられているか、念入りに確認する必要があります。できれば専門家にチェックしてもらうことが望ましいですが、もし1人で交換する場合、人や車が少ない場所で試走し、問題がないことを確認した上で道路に出ましょう。
自転車のタイヤの選び方
ここからは自転車のタイヤを選ぶ際、実際にチェックすべき項目について、一つひとつ解説していきます。数が多いですが、漏れのないように注意してください。
- 価格
- サイズ
- 構造
- 形状
- 耐久性
タイヤの価格で選ぶ
重要な基準の1つになってくるのが価格です。
自転車専門店やオンラインショップでタイヤを探してみると、価格帯はバラバラ。種類や特徴も異なりますが、やはり性能が高いタイヤほど値段も高額になります。
- エントリーグレード:2,000円~4,000円
- ミドルグレード:4,000円~7,000円
- ハイグレード:7,000円~12,000円
一般的にタイヤの価格はグレードによってこのように分かれています。1本あたりの価格であるため、もし前後のタイヤを両方交換するとなると費用も倍額かかります。
決して差額は小さくないため、自転車初心者の方にはエントリーグレードのタイヤをおすすめします。
タイヤのサイズで選ぶ
街行く自転車を見ればわかる通り、自転車によってタイヤのサイズは全く違います。例えば、シティサイクル(ママチャリ)やロードバイクなどと比べると、コンパクトな折りたたみ自転車のタイヤのサイズは二回りほど小さくなっています。
そうなると当然購入すべきタイヤのサイズも変わってきます。「タイヤを購入したけど自分の自転車には合わなかった」というようなことにならないために、まずは今装着しているタイヤのサイズを確認しましょう。
- 英国規格(インチ分数)
- 米国規格(インチ少数点)
- フランス規格(ミリメートル)
- ETRTO規格(ミリメートル)
基本的にサイズはタイヤの側面に記載されていますが、表記の仕方にいくつかパターンがあるので、順番に紹介します。
英国規格(インチ分数)
例:26 × 1-3/8
この場合、前の数字(26)がタイヤの外径、後の数字(1-3/8)がタイヤの幅のサイズを指しています。幅広く使用されている表記形式の1つであり、一般的なシティサイクル(ママチャリ)に採用されていることが多いです。
米国規格(インチ少数点)
例:26 × 1.50
次は分数ではなく、小数点での表記になりますが、前の数字(26)が外径、後の数字(1.50)が幅を指しているのは同じです。マウンテンバイクに採用されることが多い形式です。
フランス規格(ミリメートル)
例:700 × 20C
こちらも前の数字(700)が外径、後の数字(20C)を指しますが、上の2つとは異なり、単位がインチではなく、ミリメートルになっています。
こちらの例だと、最後に「C」というアルファベットが付いていますが、こちらは生産国によってつけられる独自の表記。他にも「A」や「B」の表記もありますが、前の数字が同じでも実際のサイズは異なるので注意しましょう。
ETRTO規格(ミリメートル)
例:20 – 630
最後に紹介するのは「ETRTO(エトルト)規格」という表記形式です。前の数字(20)がタイヤ幅、後の数字(630)がタイヤの内径を示し、他の表記とは読み方が全く異なります。
他の表記と並んで記載されていることもありますが、サイズを意味していることは同じであるため、惑わされないようにしましょう。
タイヤの構造で選ぶ
通常、自転車のタイヤの中にはチューブが通っており、バルブを通してそのチューブの中に空気を溜め込むような構造になっていますが、実はタイヤによってその構造は異なります。取り扱い方も変わってくるので、主な種類とそれぞれの特徴を理解しておきましょう。
- クリンチャータイヤ
- チューブラータイヤ
- チューブレスタイヤ
クリンチャータイヤ
最もメジャーなタイプがクリンチャータイヤです。先ほど述べた通り、タイヤの中にチューブが通っているのですが、タイヤとチューブが別々になっており、パンク修理をしやすいため、自転車初心者には最もおすすめできます。
シティサイクル(ママチャリ)の場合はほとんどがこのクリンチャータイヤです。
チューブラータイヤ
チューブラータイヤも中にチューブが通っているという点はクリンチャータイヤと同じですが、タイヤにチューブが縫い付けられ、一体化している点で異なります。
スピードが出しやすかったり、乗り心地が良いというメリットがありますが、反対に交換に手間がかかるというデメリットもあります。価格も高額であるため、中級者から上級者の方におすすめです。
チューブレスタイヤ
名前の通り、チューブがない構造になっているタイプをチューブレスタイヤと呼びます。タイヤの中にインナーライナーというゴム素材のシートが貼り付けられており、これがチューブの代わりを果たします。
グリップ力が高い、空気が抜けにくいといった特徴がありますが、専用のホイールが必要であるため、こちらもなかなかハードルが高いタイプです。
タイヤの形状で選ぶ
表面の形状もタイヤを選ぶ上では重要なポイントの1つです。こちらも3タイプ紹介するので、参考にしてみてください。
スリックタイプ
1つ目はスリックタイプ。溝やひげがなく、ツルツルした見た目が特徴ですね。厳密には全く溝がないわけではありませんが、他のタイプと見比べてみると深さが全く違います。
溝がない分、雨や砂で滑りやすいというデメリットがありますが、タイヤ全体で地面を捉えることによって抵抗を抑え、スピードを出しやすいというメリットもあります。
セミスリックタイプ
タイヤの端のみに溝があるタイヤをセミスリックタイプと呼びます。その特徴から、カーブ時などに程よく溝が地面と触れ、スリップを防ぎます。
舗装道路と未舗装道路の両方に対応した、バランスの良いタイヤだと言えるでしょう。
ブロックタイプ
3つ目のブロックタイプは表面全体に凹凸があり、最もグリップ力を発揮するタイヤです。
溝が多い分、舗装されたきれいな道路を走行するには抵抗が大きいですが、凹凸の多いコースでもどんどん進んでいけるため、マウンテンバイクに装着されます。
タイヤの厚みで選ぶ
サイズ、構造、形状だけでなく、厚みもタイヤを選ぶ上では大切なポイントの1つです。というのも、タイヤの厚みは耐久性に直結するため、「厚みのあるタイヤはパンクしにくい」ということになります。
大きめの石を踏んでしまったり、段差に乗り上げてしまった際にパンクしてしまうことはよくありますが、タイヤに厚みがあればパンクのリスクが低くなります。でも乗車前に必ず、空気圧のチェックをしましょう!
おすすめのタイヤはこちら!
自転車のタイヤの選び方を一つひとつ解説してきましたが、おすすめのタイヤはこちらです!程よいグリップ感とリーズナブルな価格で初心者に最適なんですが、1番の魅力は厚さ9mmで非常に耐久性が高いという点です。
先ほども解説した通り、厚みもタイヤを選ぶ上では大切なポイントの1つ。長く使い続け、パンク修理にかかる手間やお金を抑えるためにも、厚みのあるタイヤを選ぶことをおすすめいたします。
サイズも幅広く用意しているので、色々なタイヤをチェックするのが大変という方はぜひこちらのタイヤをご検討ください。
自転車専門店EGG’S楽天市場店
パンクしにくいタイヤ 700 × 28C
パンクしにくいタイヤ 700 × 32C
パンクしにくいタイヤ 26 × 1-3/8
パンクしにくいタイヤ 27 × 1-3/8