日没が早くなりました|ライトの準備はいかがですか!
すっかり秋めいてきました。同時に日の入りが早くなり夕方5時ごろには周りの景色が薄暗くなっています。また朝方も日の出が遅くなり早朝のお出かけも辺りがまだ暗いなと感じはじめてきました。
【自分の身を守る・相手の身を守る】安全な自転車走行の為ライトの点灯や道路上にいる自車の存在に気付いてもらう意味でも自転車ライトの点灯を早い時間帯からしていきましょう!
自転車ライトは、ブロックダイナモライトライト・HUBダイナモライトのように元々自転車に装備されているものがありますが、近年流行のクロスバイクをはじめスポーツタイプの自転車はライトが標準装備されているものは少ないです。
健康対策やコロナ過対応で新たな交通手段として通勤や通学を自転車に切替えて自転車に乗っている方も増えました。ガソリン代の高騰で自転車利用の比率をあげている方もいらっしゃるのでは。
自転車を利用する時間帯によってライト点灯の必要のない自転車利用の方もいらっしゃると思われますが太陽光の降り注ぐ日中でも安全のためにライト点灯をおすすめします。昼間の時間帯でも曇りや雨の時は視認性が落ちますし、ちょっとしたガード下やトンネルがある地域にお住まいの方にもライト点灯は有効と言えます。最近はクルマもデイライト機能で昼間も点灯しているものも増えてきました。
自転車を購入した時期(乗り始めた時期)が夏場だった方は周りの景色が明るいのでライトの存在や必要性を意識することなく自転車に乗れていたのかと思います。
しかしこれからの時期は日の出が遅く、日没が早くなり明るい時間帯が短くなりますので、ぜひ自転車ライトの準備をおすすめします。
ライト選びの目安を通勤から趣味までかなりの頻度で自転車に乗る弊社のスタッフに聞いてみました。
■周囲の環境に合わせて明るさを選びましょう
ライトを選ぶ際に悩ましいのは明るさ。ライトの明るさを示す単位にルーメンがあるが、これは光源(LEDライトならLED)から放たれる全体の光の強さを表します。基本的にルーメンが大きいライトほど明るい光を放つと覚えておくとよいです。
「ライトの明るさを選ぶときのポイントは、周囲の明るさと自分の走行スピードがどうか?という点です。街灯がたくさんあって店舗などの照明で明るい場所を走る場合や、スピードをそれほど出さない場合は、最低限の明るさのライトで十分です。でも、ロードバイクのようにスピードが出るバイクや郊外の街灯が少ない暗い道を走る場合は、それなりに明るいライトが必要です」
●夜でも明るい市街地を走る場合、スピードを出さない場合
→100~200ルーメン
「夜でも街灯や店舗の照明で比較的明るいところを走る場合は、100~200ルーメン程度あれば十分でしょう。この場合はライトは自分の視界を確保するというよりは、ドライバーや歩行者に自分の存在に気付いてもらうのが目的です」
●郊外の比較的暗い場所を走る場合
ロードバイクなどである程度スピードを出す場合
→400ルーメン以上
「暗いところでは周りがよく見えませんし、スピードが出ているときは遠くが見えないと障害物がよけられません。ですから400ルーメン以上の明るいライトがあると安心です。さらに照射範囲が広いものが理想です」
■防水性も選択肢のポイント(濡れても安心)
通勤では雨に降られることもあるので、ライトには高い防水機能が求められます。会社で扱っているFORCEブランドのSHARK500は、あらゆる方向から水の飛沫を受けても有害な影響を受けないIPX4の防水機能を備えており安心して使えます。これは雨の中で走っても雨が直接かかったり、タイヤが巻き上げる水しぶきを受けても水没しないというIPX4レベルの防水性能です。
■多彩なモード切り替えで走る場所に合わせた明るさを選べると便利
SHARK500は、その明るさもさることながら点灯モードの多彩さも魅力です。点灯がハイビーム、ミドル1、ミドル2、ロービームの4モード、フラッシュ4モードと、FORCEのライトでは最多の8つの照射パターンが選べる。点灯の4モードの切り替えが可能ということは、周囲の明るさに応じて細かく明るさを調整でき、バッテリーの持ち時間(3.5~9時間)もコントロールしやすいです。
■ライトには電池式とUSB充電式があります。
自転車用のハンドルライトは、大きく分けてUSB充電式と乾電池式があります。USB充電式は、本体に充電池を内蔵していて、パソコンやモバイルバッテリーなどとUSBケーブルで接続したり、家庭用100V電源からUSBチャージャーを使って充電して使うタイプ。一方、乾電池式は文字通り単3、単4などの乾電池を電源とするタイプです。
USB充電式、乾電池式にそれぞれメリットとデメリットがあります。両者の特徴をまとめてみます。
●USB充電式
メリット
・明るい
・バッテリーが切れる直前まで暗くなりにくい
・手軽に充電できる
・種類が豊富でお気に入りをチョイスしやすい
デメリット
・走行中にバッテリーが切れた場合は使えなくなる
(モバイルバッテリーで給電しながら使えるモデルも増えているが、まだ少ない)
・満充電するのに数時間かかる
・価格が比較的高い
●乾電池式
メリット
・走行中にバッテリーが切れても、コンビニなどで電池が調達できればすぐに復旧する
・価格が比較的安い
デメリット
・総じてUSB充電式ライトより暗め(高出力で明るいタイプもあるが電池消耗が激しい)
・電池が少なくなってくると、ライト自体も少しずつ暗くなりがち
・電池交換が若干手間だと思う
これを踏まえてライトを選ぶわけですが、弊社スタッフはUSB充電式のライトをおすすめしたいと。
「自転車のライトは10m前方を明るく照らせるものが必要だと道路交通法に定められていますが、スポーツバイクのようにスピードが出るバイクだと、遠くまで明るく照らせるUSB充電式が安心だからです」
■ライトの取りつけ方
いくら高性能なライトを使っていても、正しく取り付けられないと正しく照射されず、その効果は半減してしまいます。そこで、ライトの正しい取り付け方について紹介します。
●ハンドルへの取付け(ブラケット)
ライトをハンドルへ取付けるブラケットは様々な取付け方があります。
*写真の左から
①取付け工具不要のラバーバンドになっていて引っ掛けるだけで取付けできます。
②締め付け工具不要のダイヤルを回して固定するタイプ。
③取付け工具(プラスドライバー)が必要。(ハンドルへの締め付けはレバーを起こすタイプ)
④取付け工具(プラスドライバー)が必要。
●10m先を照らすように角度を調節
道路交通法では、自転車の前照灯は10m先のものを明るく照らすよう付けることが求められています。
垂直方向の角度は、10m先を照らすような角度に調整しよう。調整には電柱などを活用するとよい。ライトの照射角度が上向き過ぎると、対向車や歩行者に直接ライトを照射してしまい眩惑させるおそれがあるので注意。逆にライトの照射角度が下向きすぎると、近くしか照らすことができず、遠くのものが見えないのでこれも危険です。
●水平方向に向きを調整できると便利
一般的なドロップハンドルならいわゆる“上ハン”と呼ばれるフラット部分にライトを装着すれば、確実に正面を照射することができます。しかし、マウンテンバイクやシティバイクなどのハンドルバーが手前に曲がっているようなタイプでは、取り付け方(取付け位置)によってはライトが正面を照らせないことがある。そのような場合は、ブラケットの角度を水平方向に調整する機能があるライトだと、取り付け場所を選ばず正面を照射できるので便利です。
■テールライトもお忘れなく(または後方用の赤色反射板)
道路交通法では前方を照らすライト(前照灯)のほかに、後続車に存在を知らせる反射板やテールライト(尾灯)の装着も義務づけられています。ライトはライダーの前方の視認性を高めるほか、対向車に自身の存在を知らせる目的がありますが、テールライトは後続の車両に自身の存在を知らせることで追突事故を未然に防ぐという重要な目的があります。サイクリストの死亡事故の中で最も致死率が高いのは追突事故で、その致死率は出会い頭の衝突による事故の約10倍にも上ります(出典:交通事故総合分析センター)。反射材かテールライトのどちらかは必ず付けましょう。
また自転車用のテールライトは、自転車に取り付けるものだけでなく、サドルやサドルバッグ、バックパックなどさまざまな場所に付けられるものもあります。ただしテールライトは指向性が強いものが多く、正面から見たときに最も明るく見えるようになっているので、取り付け位置には気をつけましょう。
■最後に・・・弊社が扱っておりますチェコブランドFORCEのライトラインナップ
FORCE(フォース)には先に紹介したUSB充電式のライトに加え、さらに明るいSHARK700もあり、明るさやバッテリーの持続時間が異なるライトが多数用意されております。乾電池式のライトなど、価格も手ごろなので、複数のライトを併用したり、複数の自転車にそれぞれライトを取り付けたりしやすいのも魅力。自分が走る環境やどれぐらいのスピードで走るのかなどと照らし合わせ、自分に最適なモデルを見付けてみてはいかがでしょうか。