2023.07.27

コラム

自転車のテールライトって義務?罰金はあるの?安全性と選び方も解説!

自転車のテールライトとは

自転車のテールライトとは、自転車後部に取り付けられ、主に自転車の可視性を高めるための装置です。これにより、夜間や視認性が低い条件下で自転車が他の道路利用者により見えやすくなります。

テールライトは通常、赤色です。これは一般的に注意を示す色として認識されているためです。
一部のテールライトは点滅モードを備えており、これにより自転車の可視性をさらに高めることができます。（ただし、点滅モードは、赤い反射板との併用で使用可能となります）

自転車のテールライトをつけないと法律違反？

テールライト、もしくは反射板を確認できなければ【無灯火走行】となり、法律違反になります。各自治体で条例が異なります。サギサカの本社がある愛知県を例に見ていきましょう。

「灯光の色が橙色又は赤色で、夜間、後方百メートルの距離から点灯を確認することができる性能を有する尾灯」（愛知県道路交通法施行細則第4条二より引用）

※色は、赤のみと義務づけられている自治体もあるため必ず各自治体の交通法定義をご覧ください。

自転車のテールライトをつけないと罰金？

テールライト、もしくは反射板がなければ違反となり、違反した場合は、5万円以下の罰金が科せられる可能性があります。自転車と言っても、立派な車両であり、法律上は「軽車両」と位置付けられます。法律を遵守して走行しましょう。

自転車のテールライトが点滅するのは違法？

度々、見かける自転車のテールライトの点滅ですがこちらは、テールライトのみの設置だと違法となります。点滅は、点灯の定義から外れているためです。反射板と一緒なら、点滅は違法となりません。

ちなみに前につけるライト、いわゆる前照灯も点滅はNG。

点滅のライトを使用したい場合は、点灯ライトと一緒に付ける必要があります。

反射板とテールライトはどちらが良い？

シティサイクル、いわゆるママチャリには標準装備として反射板があるため、あまり気にしたいことがない方も多いでしょう。実際に夜間での使用頻度が低い場合や、夜に乗らない場合は、反射板でも十分かもしれません。

通勤で使用する方、夕方・夜に乗ることが多い方には、反射板だけではなくテールライトを取り付けることをおすすめします。

自転車のテールライトの役割と重要性

可視性の向上

自転車のテールライトは、暗闇や悪天候の中で自転車が他の道路利用者に見えるようにします。これは他の車両や歩行者が自転車を認識し、適切な距離を保つために重要です。

位置情報（自車の存在）の提供

テールライトは自転車の位置情報を他の道路利用者に伝えます。暗闇では自転車を見つけるのは難しいです。ライトの存在は自転車の存在と進行方向を示す役割を果たします。

安全性の向上

自転車は大きな車両と比べて見えにくいため、特に夜間や視界が悪い状況ではテールライトが必要です。これにより、他の車両の運転者が自転車を見つけて衝突を避けることができます。

法律の遵守

夜間や視界が悪い条件下で自転車にテールライト、あるいは反射板を取り付けることが道路交通法で義務付けられています。先述したように、違反すると罰金が科せられるケースもあるため、必ずどちらかを装着して走行しましょう。

自転車のテールライトの選び方

自転車のテールライトを選ぶ際には、以下の要素を考慮すると良いでしょう。

明るさ

自転車のテールライトは、他の道路利用者に明確に見えるようにするために十分な明るさが必要です。

多くのテールライトはルーメン（光の明るさを測る単位）でその明るさを示します。通常、高いルーメン数はより明るいライトを意味します。

ただし、明るすぎるライトは他の道路利用者の邪魔になる可能性があるため、適度な明るさのライトを選ぶことが重要です。

点灯時間

ライトの点灯時間も考慮すべき重要な要素です。長いライドを計画している場合や、頻繁に充電したくない場合は、点灯時間が長いライトを選びましょう。

また、充電式のライトと一次電池を使うライトのどちらを選ぶかも考慮するべきです。おすすめはLEDライト。寿命が長く、消費電力が少ないLEDは、自転車のライトにおいてもメリットが多いです。

耐久性

ライトは自転車が落下したり衝撃を受けたりした場合でも耐えられるべきです。また、防水性も重要な要素で、雨天時でもライトが機能し続ける必要があります。

取り付け方法

取り付け方法も重要な要素です。多くのテールライトはシートポストに取り付けられますが、他にも泥除けやヘルメット、バックパックに取り付けられるものもあります。また、取付けや取り外しが容易なライトを選ぶと便利です。

機能・メリット

異なる照明パターン（点滅や常時点灯）、自動点灯/消灯、リモートコントロールなど、多くのライトには追加の機能があります。ニーズや使用環境に合っているか確認しましょう。